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2019-02-05

文明通信2019年2月号

文明通信2019年2月号表
文明通信2019年2月号裏

「三万人の観衆の前で!?」

この正月帰省した際、私はかつて父が都市対抗野球札幌市(拓殖銀行)代表で後楽園球場にて東京都(熊谷組)代表と試合をした昭和33年の新聞記事を初めて目にしました。
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「札幌は立ち上がり東京にくらい負けして堅くなったかつまらぬ4点を与えたが、後半元気を取りもどして赤沢以下から安打を重ねて島津を攻略したのだから偉い。~中略~札幌の応援団でさえも勝てる望みは早くにして捨てなければならなかったに違いない。ところが8回札幌は赤沢の島津に対する初安打でにわかに元気づいた。~中略~敗れた札幌は善戦というべきで萎縮したところへ不慣れなナイターで二回の混乱を招いたものといえよう。さしずめ貫禄負けといったところだが、社会人野球界を代表し、不落といわれた島津を攻略したことは偉とするに足るもので、これをもって満足すべきであろう【観衆三万】」 ~昭和33年8月4日スポーツニッポン~
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父の野球人生、他者からの高評価、私が在籍していた少年野球のコーチでもありその野球の才は我が兄へ受け継がれ、私は小学校で自らの野球の実力を見限り(笑)中学からはサッカーに転身、とそれはまぁどうでもいいとしても今このような記事を読んだところで父の過去の活躍に対しては他にもあの「ミスター長嶋」がチームにいた時の立教大学との対戦、つまり数時間の間ミスターと一戦交えたことがあるということも知っており特に意外性も驚きも感じなかったのですが、記事の最後の最後に書いてあった【観衆三万】という文字に私の目は釘づけになりました。そう、「三万人」という単純な数に対してです。
私は人前で音楽を披露する立場になってからのこの40年近く、一回のライブでの最多観客数はどう多めに見積もってもせいぜい二千人以下の記憶しかありません。
フリーアナウンサー及び司会者であった母も、現在全国を講演して回っている兄にしても、さすがに三万人を超えるオーディエンスの前で話したことはないと思います。
家族の中で最も「地味」で、華やかな舞台から縁遠い仕事に携わって来たと思っていた父が、実は家族の誰よりも大観衆の前で自らの技術と才能を披露していたという事実に驚きました。この驚きとはかなり俗っぽい驚きの種類です。「ずっと憧れている武道館で一万人なのに三万人!?そっか、後楽園球場かぁ、アリスが解散したところかぁ、現東京ドームかぁ、ストーンズ見に行ったところかぁ、スゲ~な~!」という感覚です。別に父はライブじゃなく野球をしていたわけですが(笑)、とにかくこの三万人の観客の中で全力を尽くして何かをしていたという行為が私には驚きでした。
この記事は私が生まれる9年前の事(東京タワー竣工の年です!)であり、それから60年以上経ちこの記事をついこの度目にしました。身内のことなれどまだまだ知らないことはたくさんあると思いました。兄が今行っている講演活動、私のライブ活動の源泉は母側だけからの影響だと思っておりましたがそこにはしっかりと父からの継承も在ったのです。

赤澤珈琲研究所 赤澤 智

満員御礼!「カフェ開業メソッド~黒字で長くつづくお店の作り方~」
https://www.cafelabo.net/?qref=4faRnf5drDjE2g&fbclid=IwAR1QANix15tpW0MVrLxGejQGf8QqonFKo6VYferb9GZ-CP_FY1-kW38zLj8
去年開催した「オトナチャレンジ~必ず失敗するカフェの作り方~」同様、こういう場で告知する前のネット募集で既に定員になってしまい、なんだかこれじゃ「ネット弱者(例えば私のような)は申し込めないなぁ、、、と思うのと相変わらず水曜平日の日中にこういうものに参加出来るサラリーマンの人は少ないだろうなぁ、、、という気持ちと潜在ニーズは理解しているつもりですので、そのうちまたこの手のことはしたいと思っております。今回は増席分も完全に満席になっておりますが、一応キャンセル待ちの募集は行っているとのことでしたので改めてこちらで募集掲載しておきます。
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「飲食店開業コンサル料」みたいな名目でウン十万(中にはウン百万)もとる世界があり(主として店舗デザインor設計会社に多い)、それでその中身内容がちゃんとしていればまだいいのですが私が知る限りそのほとんどは費用対効果に見合っていないものばかりです。何からどう始めたら良いか悩んでいる人はこの度の実際の店舗現場で行う6時間6千円(なんと食事代込み)というこの講座をガツっと受けてあとはひたすらご自身の店舗の中身&アクションに対して貴重な資金は使うことを強く薦めます。2/20(水)、場所は珈琲文明にて。
【講座内容】
昨年行いました「カフェ開業講座」のいわばノーカットコンプリート版のようなものを行います。まず今回の決定的な特徴は講座場所がまさにカフェ(現場)であることです。
内外装や厨房設備、各種備品をはじめ、作業動線に至るまで全てが「直接的即物的」に「そこに有る」ため、話す内容とピッタリ整合性もとれて「話が見える」はずです。
前回触れなかったこと伝えきれなかったこと、例えば「絶対やってよかったこと&やらなくてもよかったこと」という項目だけでも余裕で一時間くらい話せる内容とその意義もあり、また「雑誌、TV各種メディア媒体に取り上げられるまでの経緯と方法その後の取材雪崩現象について」については前回かなり流してしまった(それでいてかなり需要がありました)のでしっかりと伝えきりたい。さらに前回の講義のアフターランチ会で複数筋から聴きたいという声が多かっった「トラブルシューティング、お客さまとのトラブルの実例と対処方法その他さまざまなケーススタディ」なども赤裸々にお話します。そしてなんといってもそれぞれの人にとっての疑問不安点を直接出してもらう「質疑応答」にも時間の許す限りとことん対応します。尚この日は「お昼ごはん」も挟む長丁場になりますが、このお昼ごはんに出てくるお弁当はなんと弘明寺にある超絶美味の「チャブダイカフェ」さんからのケータリング!私は実はこの時間が最も楽しみだったりします(笑)。
前回同様定員になり次第締め切りますので、特に本気の方はお早目にお申込みください。

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